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二兎追う者は一兎を得ず 2

「2017.0817ブログのつづき」

元大手建設会社設計部員g3

休職を経て復職。

復職の際には、

出しゃばらず。

欲張らず。

のんびりと。

と、心に言い聞かせた。

復職先はいつもの場所。

設計部員。

そう、たのしい。

設計はたのしい。

手と頭と心をフルにつかって謎解きみたいな感じ。

…やってしまった。

元のさや。

気づいた時には、

子供たちの母業をこなしながら、好きなことに没頭していた。

そして、またもや、休職しなければならない状況になっていた。

今度は、没頭に体がおいつかずSOS。

頭が痛い。痛い。痛い。

結局、頭蓋骨をひらいて、脳血管の手術。

「喉もと過ぎればつらさ忘れる」

とは言うけれど。

この手術だけは忘れない。

忘れられない。

数々手術体験があるけれど、

この手術だけは。

術後の姿も体調も何日間も酷い。

術後3日目だったか、

術後初めて娘たちが病室に入ってきたとき

長女は「お母さん、スゴイねぇ」と、眼を見開いていた。

次女は、んんっ?いない?

長女と一緒に入ってきたはずの次女、

あまりに酷い?g3の姿に後ずさりして、廊下に出ていた。

そうね、あまりに酷かったからね。

 

元大手建設会社設計部員。

この手術の後、会社にはもどった。

しばらく設計補佐部員をして、機をみて、本部員に戻ろうか、と思っていた。

けれど、

さすがのg3も学習していた。

自分で自分がとめられない。

また、没頭してしまうね。

設計は大手建設会社ではなくても、できるね。

ね?

どう?

と、幾度となく自分に問いかけて、

2015退職。

g3、後悔とは無縁なほど、

人生やりたいことをやりたいように突き進んできた。

けれど、正直なところ

この退職には人生初めての後悔がある。

今、これをかいていても、ちょっと涙。

それだけ、

素晴らしい出会いがあり、

素晴らしい仕事をさせていただいた。

「ありがとうございます。

心から感謝しています。」

チャンスをくれた上司に。

プロに囲まれたあの環境に。

 

けれど、その初めての後悔を上回る後悔をしてはならないという思いで

g3工房はじまりました。

娘たちはまだまだ小さい。

ケンコウダイイチ!

 

元大手建設会社設計部員。

この地で設計に励みます。