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娘よ。4 この親にしてこの子あり、か

本日は夏休み最終日。

パソコンに向かうg3の目の前には、勉強中の娘。

そう、勉強している。

彼女、受験をするのだとか。

g3は受験を推奨するわけでも反対するわけでもないが、本人がどうしてもやりたいということは応援したいと思う。

どうしてもやりたい、場合は!

 

一昨日のこと、

受験勉強に邁進する彼女は、図書館へ向かった。

しばらくして、g3は仕事にでかけた。

たまたま図書館が通り道だったので、激励ゲキレイ!っと、立ち寄ってみたところ、何処を探しても娘の姿は見当たらない。

駐輪場に自転車もなし。

んんん?g3、でかける時の彼女の様子を思い出してみた。

お昼ご飯をさっと済ませて、飛び出すようにでていったっけ?

お友達のことも話していたっけ?

ぴぴぴーんっと、きた。

お?お友だちの家に遊びに行った?

すぐ近くの友だちの家に行ってみた。

案の定、娘の自転車発見。

呼び鈴を鳴らしてみたけれど、子供だけのお宅は、訪問者に対応しないと教育が徹底されていて、自転車はあるが、娘には会えず。

仕方なし、仕事の用事を済ませて、しばらくして帰宅。

すると、涼しい( ◠‿◠ ) の娘がいた。

g3は伝えた。

「貴方の自転車は図書館ではなく、お友達の家にあった」と。

「いや、図書館にいた」

g3

「いいえ、自転車はお友達の家にあった」

押し問答…。

くだらない、この子供が嘘をつき続ける時間が嫌いだ。

それでも、どうしても図書館にいたと言い張る娘は、

証拠の品を提出し始めた。

ノートである。

解いた問題がかかれていて、それをやっていた時間が記載されている。

〇時〇分~〇時〇分

さらに、

ご丁寧なことに、メモとして、

「計算はいらない紙にやりました」と書かれていた。

g3

「このいらない紙をみせて?」と言ってみた。

すると、娘。

「図書館に捨ててきた」

この

よくも悪くも単純?素直?単細胞?な娘の行動に、

呆れて、感心して、遺伝の恐ろしさを感じ、

この嘘に、徹底的に付き合ってみるか?と、

g3

「図書館にその紙を探しに行こう」と

娘と図書館へ。

図書館で娘は、

「紙は、ごみ箱が見当たらなかったから、カウンターの図書の人に声をかけて捨ててもらった」と、ほざいた。

g3、娘とカウンターへ。

「娘が先ほど、大切な紙を間違えてこちらにいらした方にゴミとして渡してしまったようで、すみませんが、娘の話を聞いていただけますか」と。

(司書の方々、ごめんなさい、ありもしない紙を探させて、娘の戯言に付き合わせて)

娘、ほそーい声で、なんと、紙のつくり話をし始めた。

そして、g3

その間に、れいのお友達の母に連絡。

その母より。

「うちの子たち、一緒に遊んでた、って白状した!」と。

(こちらもごめんなさい、あほ娘の嘘に付き合わせてしまって)

そこへ、嘘の問い合わせを終えた娘、

「紙、ないって」と。

g3

「当たり前だ!そんな紙はないんだから。お友達が貴方と遊んでいたこと、お母さんに話したから、貴方が行っていたことは証明されたんだ!」っと、喝。

喝とかいたが、なんだかねぇ。

叱る気持ちはなくなった。

 

自分で決めたことなのに、自分を追い込めない彼女に呆れ。

嘘の工作をしてまで、遊びたい小学生の気持ちもわかる気もして。

姑息な嘘に、残念な気持ちがして。

 

g3の言ったことといえば。

「やることが小さい!遊ぶなら、全ての勉強を投げ捨てて、自分だけに迷惑をかけて、人を巻き込まず、やりきれ!」みたいな。

何いってんだけ、わからん感じになった。

だって彼女の気持ち、よくわかる。

今は勉強がしたくて仕方ないのではなくって受験で得たいと思っているものがあること。

 

でもね、娘よ、

その思いでは、追い込めないんだなあ、自分を。

しかし

貴方が一番、追い込めない自分にガッカリしていること、母は知っているよ。

人生には、その時って時が必ずくること、母は知ってるよ。

 

g3はここで

g3母に謝罪の一文。

 

「母さん、ごめん、

桃の木に登って、あまりの花のキレイさに、たくさん折って持って帰って

夜、桃農家さんにあやまりに一緒に行ってもらって。」

 

この親にしてこの子あり

 

かっ!